【このアニメが面白い】無職転生〜異世界行ったら本気だす〜
異世界転生もののはしりと言っていいこちらの作品は【なろう小説】として発表されてから転スラ( …
親方の語り
35歳まではカメラマンや写真関係の仕事をしながら生活していた。
父が事業で負債した借金を800万ほど30歳から抱えていたが、自分一人で生活するにはなんとか稼げていた。ただ、当時は1年ほど付き合っている彼女がいたし、この先結婚や子供をを考えた時にその収入では難しいことは目に見えていた、、、そんなことから俺は収入の良い建築の仕事を始めることにした。
カメラの仕事を継続してやっていることもあって、雇われる選択肢よりも外注先として個人事業として仕事をすることを選んだ。
最初に選んだ仕事は解体の仕事だ
知人の紹介で解体屋さんの社長を紹介してもらった。従業員が5名ほどいる内装解体を主にしている建築会社だ。
初日に必要な道具は以下
・バール
・ゴム手→革手
・ヘルメット
最初の現場は小学校のトイレの解体現場だった。
その当時車がなかった俺は朝7時頃に解体屋の社長に車で迎えにきてもらって現場に向かった、朝が早いのは問題なかったけど、初めて経験する仕事ってこともあり多少の緊張はしていたと思う。
家から40分ほどで現場に到着、そこに待っていたのは少し背の低めな50代前半くらいのおじさんだった。第一印象は優しい感じの挨拶でちょっと冴えない感じ?ではあったものの笑顔で話してくれるので安心した。
やっぱり職人さんのイメージって口数が少なくて怖い感じだったからね。
最初に入職の手続きのための書類を書いたと思う、少し大きめのスーパーハウスの中が詰所と休憩所になっている。
自分と歳が変わらなそうな少しヤンチャな感じのデブが職長だった、もう一人ケンジと呼ばれる40代半ばくらいの角刈りの男がいたがスマホで麻雀をやっていた。
始業時間前にみんなでラジオ体操をしてから今日の作業だ!
校舎壁面に作られた足場を登った4階が今日のメインの現場だ。
僕らは解体工がはつった(ブレーカーと呼ばれる機械でコンクリートを砕くこと)ガラ(解体材)をガラ袋につめていくところから始まる。
3Kと呼ぶにふさわしい環境で、粉塵が舞って7月の蒸し暑さが息苦しさを倍増させる。
ガラを集めているとゴム手はあっという間にボロボロになってしまう。
そこから昼まではひたすらにガラを袋に詰めていく作業だった。大変な作業だけど頭をつかうわけではないので無心で作業した。
昼からは解体材を下まで運ぶ作業だ。
3階の足場にはすこし突き出た踊り場のような場所があって、そこに3×6版のベニヤ板が置いてあったと記憶している。まずは4階から3階までガラを下げる作業だ。1階分下げるだけだが、コンクリートガラはめちゃくちゃおもいから本当に大変だ。朝のおじさんと一緒になりながらなんとかガラを下に下げた後は木材を2本引いた上にベニヤ板を置いてその上にガラ袋を置いていく、そしてある程度たまると朝にあった職長のデブがユニックで釣り上げて下に下ろすのだ。
初日の作業は本当に単純な作業だったが、肉体労働を久しぶりにしたせいかかなり筋肉痛になった。
次回も同じ現場だが、現場ならではのエピソードが繰り広げられる。